学年目標
幼稚部(ひまわり)
周囲とのやり取りでは、文節を用いて話すことや、自分の 気持ちや状況を、周囲に理解してもらえるように話すことができる。簡単な説明や指示の理解することができる。お話を楽しんで聞くことができる事が目標です。
幼稚部(あさがお)
助詞を使って文章ではなすことができ、常に日本語で自分の意思や状況を伝えることができる。また助数詞、擬音語、擬態語など用いて会話ができることを目指します。
日本語の本を楽しみ、感想を伝えたり、日本の曲を聴いたり、歌ったりして楽しむことができる事を目標としています。
小学1年生
一年生では、授業に集中出来る気持ちと態度を養成する事を目指します。
国語、算数という一冊に纏った教科書での授業や、副教材を使った宿題を初めて体験するので、楽しんで学習出来る様に配慮すると共に、基礎的な学習言語の聞く力、話す力、読む力、書く力を養成する事を目標とします。また、漢字80字とカタカナの習得を目指します。
書写、生活、道徳、音楽の教科書も取り入れ、主要教科との関連付けも行います。
小学2年生
2年生では、1年生の延長で日本語を楽しみながら読み、書き、話せるように指導し、基礎学力の向上を目指します。
また、基礎漢字が160字(1年時の倍)となりますので、子供たちがより楽しみながら漢字を覚えられるよう工夫しながら授業を進めます。
小学3年生
三年生では、クラス内での発表や、お友達の意見を聞くことを通して、日本語での文章構成を考え、相手に分かりやすく伝えられる表現力を養成します。また、今までに身に着けた知識を選別・活用し、 自ら学習する姿勢を身につけることを目標とします。
小学4年生
「小4の壁」という言葉があります通り、抽象概念が増え、学習言語が複雑化していきますが、工夫しながら楽しく勉強していきましょう。話の聞き方や発表(発言)の仕方など、学年相応の望ましい授業態度を身につけるとともに、家庭学習を通じて基礎的な学力を身につけます。また、グループ活動を通じて話し合うこと、協力することの大切さを学びます。新出漢字は202字、国語では1年生から培ってきた読解力・作文力を持続させると共に漢字辞典の使い方を新しく学びます。算数では割り算の筆算、概算、面積、立体を新しく学びます。社会は都道府県の位置と名前を覚えるのが目標です。
小学5年生
五年生では、読む力、また読解力を高めていきます。作者が書いた説明文の読解をとおして、目的に応じ内容の中心をとらえたり、段落相互の関係を考えたりしながら、読み解く力を養います。
また語録を増やし、日常的に活用できる力を伸ばします。
算数では、小学5年生あたりから、難しくなるため基礎力に力を入れます。
小学6年生
六年生は、小学校最後の学年の締めくくりです。補習校では、多くの生徒が、小学校の卒業時点で、現地校が忙しくなるなどの理由で中学部への進学を諦める家庭も多いですが、今までに培った日本語力をできるだけ維持していけるようサポートしていきます。
将来、また何らかの機会にまた日本語を学びなおす、また中学部に進学してより高い日本語力を身に着ける
為の大事な年となります。
中学1年生
中学一年生からは、小学校までに培った日本語能力をより発展させ、より実践的な日本語(尊敬語・謙譲語等)を学び社会で通用するコミュニケーション能力を身に着けていくことに力を注いでいます。
数学においても、正負の数や四則計算、方程式等が入り、算数から数学への入り口で苦手意識を持つ子供も増えるので特に基礎に力を入れ解く楽しみを身に着けます。
中学2・3年生(国語・社会)
中学二年生と三年生では、各教科の専門講師に別れ、学科をより詳しく、またレベルに応じて説明・理解を深める事を目標としています。
海外において馴染みの少ない、社会科においても、様々な側面から社会的な見方・考え方を働かせ,課題を追究したり解決したりする活動を通して,広い視野を持ってグローバル化に対応していく力を育てることを目標とします。
中学2・3年生(数学・理科)
中学の数学はしっかり基本事項を理解してから難しい応用問題、発展問題にチャレンジしていくための基礎の理解力と自分で考える力を鍛え、個人のレベルに応じて弱い部分を補助しつつ進めていきます。
理科においては、圧倒的に時間が限られる為、補習校で習った要点を各家庭において復習することになりますが、量的には少なくなります。
高校生論文コース
日本語の学習継続方法として高校生を対象として論文コースを実施しています。
→月2回程度、午後約1時間
→2つのレベルで実施
→日本語を継続的に学習している証として高校卒業時のHonor Cordも申請します。
→高校生になっても日本語で会話できる友人と会う機会となれば幸いです。